講師紹介 

Rita Ahonen  メゾソプラノ・アーティストマネージャーStretta Artists Management 
 
 
フィンランド出身。学生の頃より故郷タンペレでオペラ公演に出演。フィンランドの数多くの歌劇場にて研鑽を積んだのち、1991年フィンランド国立歌劇場にてデビューを果たす。その後、2003年に到るまで同歌劇場の数多くの公演に出演。2000年バーゼル歌劇場の公演に出演したのち、同劇場のアンサンブルに招かれ、2016年所属。ゲストとしてベルン私立歌劇場、スェーデン王立劇場、サヴァリンナ・オペラフェスティバルに出演。オペラのレパートリーは、アルナルタ、メッサジェーラ、ジュノ/イノ、ドラベッラ、カルメン、オルロフスキー公、『放浪時の遍歴』バーバー、フロスヒルデ、ジークルーネ、ロジーナとベルタ、『ボリス・ゴドゥノフ』フェールドル及び女主人、オルガ、ラーリナとフィリプエヴナ、スズキ、マッダレーナ、クロワシー夫人、ビアンカ、ジュヌヴィエーヴ他、フィンランド作曲のクーシスト、サッリネン夫人、ビアンカ、ジュヌヴィエーヴほか、フィンランド作曲のクーシスト、サッリネン、コッコネン、ベリマン、ラウタヴァーラ、トゥオメラによる現代オペラ。1987年シベリウス音楽院卒業後、サンクトベルク音楽院(大学院)にて学ぶ。ヘルシンキ・シアターアカデミー、バーゼル歌劇場のオペラスタジオにて指導にあたる。
Henning Lucius  ピアニスト  Pianist
 
 
ハンブルクでPeter-Juegen,Hofer,Gernot Kahl,Volker Banfield各氏に師事し、ドイツ国家演奏資格を取得、及びアメリカのブルーミントンでGyoergy Sebok氏、Shigeo Meriki氏の素で研鑚を積む。マスタークラスや演奏活動の中でRalf Gothoni,Dietrich Fischer-Dieskau, Harmt Hoell, Christoph Eschenbach,Peter Feuchtwanger,Joerg Demus,Elisabeth Leonskaya,Rostislav Dubinsky, Peter Elkus,Aribert Reimannの各氏から決定的な影響を受ける。ドイツ音楽コンクールをはじめ、多数の賞や奨学金を受賞。現在リューベック音楽大学、ロストック音楽大学、ハンブルクコンセルヴァトワールで後進の指導に当たる。ドイツ及び日本、アルゼンチンやイランなど国内外問わず活躍する。伴奏者として、声楽家Judith Beckmann,Doreen DeFeis,Helen Donath,Margreet Honig,Kleise Kelly,Edith Mathis,Christiane Oelze,Sibylla Rubens,Michaela Schuster,Jamaes Hooper,Siegfried Jerusalem, Thomas Quastohoff,Peter Schreierの各氏、ヴィオラ奏者Andra Darzins氏及びヴァイオリン奏者Roman Nodel氏のマスタークラスに何度も同行するなど、人気の伴奏者であり、室内楽奏者である。室内楽奏者として、特に1995年からピアニストMatthias Veitとのデュオ、そしてエルプフィルハーモニーのフルート奏者であるJuergen Franzとの二重奏で活動する傍ら、様々な編成のアンサンブルで演奏を行う。多くの演奏家、特にChristiane Oelze,Graciela de Gyldenfeldt,Frauke-Maria Thalacker,Knut Schochの各氏と共に演奏会を行う。更にMaxence Larrieu氏やSabine Meyer氏、そしてフランスのディオディマ管弦4重奏団と共演する。エルプフィルハーモニーの代理コンサートマスターであるMarietta Kratz 氏とともに、有名でない作品や作曲家に献呈された『忘れ去られた楽譜』という演奏会シリーズを行う。歌手・作曲家であるSteffen Wolfと共にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社より、Ein Deutscher Vaccaiを出版、そしてDuett Vaccaiが2021年に出版予定。更にCord Garbenに並びに、F.Noetzel出版社のCarl Loewe作曲グランド・トリオ作品番号12の共同編集者である。Claus Bantzer,Thomas Hengelbrock,Grunter Jena,Mathias Husmann,Gerd Meuller-LorenzやRida Murtadaの各指揮者と共演。数年に渡り、音楽監督としてアッペンクラシックスという演奏会シリーズを作り出した。ラジオの録音、そしてテレビやCD制作においても、彼の芸術家としてのキャリアをはっきりと示している。
Ville Enckelmann    指揮者・コレペティトール
Dirigent・Korrepetitor
 
 
ヘルシンキで英語英文学を専攻後、音楽へ転向する。1998年ストックホルム・オペラ大学でコレペティトールとしての勉強を終えた後、スェーデン王立歌劇場に在籍。更に、サヴァリンナ、いースタッドそしてダルハラのオペラフェスティバル、及びバーデン・バーデン、パリのEuropa Union Operaに従事する。2000年よりコレペティトールとしてラインオペラ・ドイツに在籍。2003/4年のシリーズ以降、指揮も務め、特にチャイコフスキー『エフゲニーオネーギン』フンパーティング『ヘンゼルとグレーテル』プッチーニ『トスカ』オッフェンバッハ『美しきエレーヌ』ポーター『キスミー、ケイト』を指揮する。フィンランドでは2005年と2006年にヴァーサ歌劇場でプッチーニ『蝶々夫人』を指揮する。2009・10年のシーズンではオペラスタジオと共にハルトマン作曲の室内オペラ『Wachsfigurenkabinett』を指揮する。2017年、デュッセルドルフ・オペラハウスでマリウス・フェリックス・ランゲ作曲『雪の女王』を敷き、その後DVDとしてリリースされ、Operavisionよりオンラインでも鑑賞できる。現在、2014/15年シーズン以降、ライン・ドイツオペラのオペラスタジオの音楽監督を務める。
 
Edit Siegfried-Szabo  Supraleitung Methode 創設者
 
 
世界的に名声のあるスイスのムジークアカデミーにて声楽ディプロマを取得。数十年間にわたる声楽指導及び研究活動を経て、Supraleitung Methodeを生み出した。最初の作品『Der Weg
zur Mitte』は、2017年にBOD出版から刊行。(31日間プログラム、内面強化による安定性や自意識を見出すこと)2番目の作品『Das Schauspiel des Lebens』は、2018年同出版社より出版された。両本のオリジナルテキストの一部はクラシックとクロスオーバーによって作曲され、2020年2月刊行。定期的に出版物やYouTubeにて知覚して歌うこと、声帯の使い方、声帯のトラブル、声嗄れ、ヒステリー球の治療法について公開している。スイスにて声楽発声研究第一人者として活躍している。第三冊目の本『Bewusstes Singen』原因や作用の原則に伴うSupraleitung Methode声楽教則本は、2021年に発売され、益々注目が高まっている。
 
河村典子 メゾソプラノ Noriko Kawamura
 
国際声楽指導者/ スイス式発声法研究会代表 / バーゼル国際音楽オンラインコンクール実行委員長  / 一般社団法人 Supraleitung Methode Japan®️ 代表理事

 

愛知県春日井市出身。東京音楽大学声楽演奏家コースを経て、東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。東京二期会第53期本科修了。

渡独前より、国内のさまざまなオペラプロダクションやコンサートに出演。2014年、世界的指揮者準・メルクル氏によりドイツレパートリーの才能を見出され、推薦を受けてドイツへ留学。2016年には宮廷歌手ジークフリート・イエルサレム氏の推薦により、ワーグナー歌手育成奨学生としてバイロイト音楽祭に出演し、欧州で本格的なデビューを果たす。

2017年、Falkenstein芸術助成を受け、ピアニスト・ピアノ博士Dr.コスティン・フィリポィウ氏とリーダーアーベント(歌曲の夕べ)を開催。2018年にはHerbstmusiktage Bad Urach音楽祭、2019年にはルーマニア・シビウにてICon Arts主催の演奏会に出演。欧州各国のプレスより、「圧倒的な情緒と説得力を持つ魅惑的なメゾソプラノ」「人間の多様な感情を、皮肉を交えつつ驚くほど熟達して表現」と、高い音楽性を評価された。

主なオペラ出演歴に、『カルメン』(タイトルロール)、『カヴァレリア・ルスティカーナ』(サントゥッツァ)、『こうもり』(オルロフスキー)、『ラインの黄金』(エルダ)、『神々の黄昏』(ヴァルトラウテ)などがある。また、ベートーヴェン「第九」のアルト・ソリストとしても、国際基督教大学(ICU)や春日井市での公演に出演。

 留学中は、欧州における声楽発声法の研究を目的に、宮廷歌手KSジークフリート・イエルサレム、KSブリギッテ・ファスベンダー、KSクリスタ・ルートヴィヒ、KSレナーテ・ベーレ、KSシャルロッテ・レーマン、KSヴェッセリーナ・カサロヴァらのマスタークラスを修了。修了演奏会にも出演。ドイツレパートリーについては、Siegfried Jerusalem、Donna Morein、指揮者Mathias Husmann、コレペティトールOresta Cybriwsky、Kathleen Bird各氏に師事。

2018年、スイス・バーゼルに拠点を移し、発声研究の第一人者EDIT SIEGFRIED-SZABO女史のもとでスイス式発声法ライセンスを取得。Supraleitung Methode®️認定教師として正式に任命される。以降、声楽指導者としても高く評価され、国際声楽コンクール入賞者や海外国立音楽大学合格者を多数輩出している。

同年、Dr.フィリポィウ氏とともに愛知県大府市・江南市で日本初のリサイタルを開催し、ピアノ・声楽マスタークラスの通訳も務めた。

2019年、第15回ルーマニア国際音楽コンクール、2021年および2022年にはドイツ・ウッカーミュンデBEL CANTO国際声楽コンクールの審査員を務め、2年連続で優秀指導者賞を受賞。

2020年には、スイス式発声法の研究団体として一般社団法人Supraleitung Methode Japan®️を設立し、『バーゼル国際声楽コンクール』を企画・運営。2021年にはスイス大使館のSakae Stuenzi基金よりプロジェクトの認可と助成金を受け、地元中日新聞にもオンラインコンクールの試みが取り上げられた。

2022年、名古屋音楽大学にて世界的メゾソプラノ・ヴェッセリーナ・カサロヴァ教授のマスタークラスにおいて招聘業務および通訳を担当。2023年には再び招聘を成功させ、マスタークラスを主催・通訳として導き、大きな反響を得る。

2023年には『バーゼル国際音楽オンラインコンクール』としてピアノ、ヴァイオリン、ハープ、フルート部門も新設。世界30カ国以上からエントリーがある国際的なグローバルオンラインコンクールとして発展し続けている。

2024年秋、イタリア・ジェノヴァ出身のオペラ歌手Capucine Chiaudani教授を東京に招聘し、国際声楽マスタークラスを開催。20万回以上の再生回数を記録するなど、大きな注目を集めた。

現在も、欧州の音楽家たちから厚い信頼を得ており、声楽指導・海外アーティスト招聘・国際コンクール事業に精力的に取り組んでいる。第一線の音楽家を招聘し、日本の音楽界の発展に貢献するとともに、次世代の育成に力を注ぎ、若手音楽家からも高い支持を得ている。

 

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これまで招聘した主な音楽家一覧

•2018・2024:Dr.コスティン・フィリポィウ(ピアニスト/ニュルンベルク音楽大学講師)

 

•2024:イオアナ・クリスティーナ・ゴイチャ(ヴァイオリニスト/ウィーン国立音楽大学教授)

 

•2023:マ・ヨン(フルート奏者/チャイコフスキー国際コンクール審査員・上海音楽学院教授)

 

•2022・2023:ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾソプラノ/宮廷歌手・ソウル大学教授)

 

•2024:カプチーネ・キアウダーニ(オペラ歌手/スイス・チューリッヒ、カライドス大学教授)

 

•2025:ディオール・ヴァイオリン(シンガポール)、キム・ミジュ(ソプラノ/韓国)、Zheng Zhou(バスバリトン/上海音楽学院教授)

 

•2026(予定):

 ・Prof. Susanne Kelling ... メゾソプラノ、ニュルンベルク音楽大学教授, 元副学長

・Prof. Qilian Chen ... ソプラノ、上海音楽院名誉教授

・Prof. 石倚潔  SHI Yijie(シー・イージエ)... 世界的テノール、湖南師範大学音楽学院教授・副院長、中国音楽学院特別招聘教授、また香港中文大学(深圳)音楽学院の兼任教授、東邦音楽大学 特任教授 

・Miju Kim(韓国)... ソプラノ、国民大学非常勤教授、ワールドアートCEO

・Joseph Kristanto Pantioso(インドネシア)... バリトン、Musicasa 代表